ソムノデントとは その２

 

当サイトが推奨する睡眠時無呼吸症候群の治療法の一つである、ソムノデントについて、今回は患者目線から分かりやすく、どんな装置なのかをご紹介してみたいと思います。

ソムノデントは上下分離式のマウスピース

ソムノデントは、写真のようなマウスピースタイプの睡眠時無呼吸症候群の治療装置です。患者一人ひとりの歯列に合わせてカスタムメイドされます。保険適用のマウスピースとの大きな違いは、マウスピースが上下で分離していることです。

そして、青い部材で上下のマウスピースを繋ぎ、下顎を少し前に出すように装着します。この調整は歯医者さんでやってもらいます。（この他にも色々なタイプがあります。）

これを就寝中に装着することで下顎を前に出すことができ、気道を広げ、睡眠時に無呼吸を防ぐことができます。

 

口が開けられる！

患者にとって有難いのは、上下が分離しているので、あくびをしたり、口を開いてもマウスピースが外れにくいことです。気軽に口を開くことができるのは、寝ている間のストレスや違和感が少ないのでとても使いやすいと感じます。

さらに、このタイプのものは、青い部分を自分で取り外して、長さが違う物に付け替えることができるので、下顎を前に出しすぎて違和感がある場合などに、歯科に行かずに自分ですぐに調整ができることは大きなメリットだと思います。

また軽量でコンパクトなため、持ち運びにも便利です。出張先に持って行ったり、新幹線の中で眠りたい時に装着して周囲に気兼ねなく眠ることができるのも実際に使ってみて患者として感じた大きな利点です。

違和感が少ない

ともかく、保険適用のマウスピースで患者からの評判が悪い、顎関節や咀嚼筋の違和感や痛み、歯や歯周組織の違和感、咬合の変化などといった問題が生じにくい点がソムノデントの最大のメリットだと言えます。

ただし保険適用外のため費用がかかってしまう点と、まだ日本国内では対応できる歯科医が少ない事がマイナス面だと言えるでしょう。

 

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