睡眠時無呼吸症候群でよく眠れていないと、こんなリスクも・・・

睡眠時無呼吸症候群でよく眠れていないことで

日中に眠くなる、頭が働かないなどは、皆さんも自覚があると思います。今回は最新の研究で分かっている「睡眠の効果」が得られないとどうなるかという視点から眠りについて考えみたいと思います。

最新の著書の中で「睡眠の6つの効果」として、以下のものが紹介されています。

●身体の回復:筋肉の疲労からのリカバリー、お肌や髪の再生、けがの治癒など

●身体の進化:筋肉や関節の増強、運動神経の発達による新しい動きの習得など

●脳の回復:脳の疲労からのリカバリー、眠気解消、認知症の原因物質の除去など

●脳の進化:新たな知識の整理・定着、新しい動きや思考の習得、創造性の向上など

●メンタルの回復:落ち込みや鬱状態からの回復、怒りや欲望に伴う衝動の低減など

●メンタルの進化幸:福感の向上、経験によるストレス受容能力の向上など

出典(図版とも):角谷 リョウ. 一日の休息を最高の成果に変える睡眠戦略 世界のビジネスエリートが取り入れる「7つの眠り方」 (pp.49-50).

 

これらの睡眠の効果を得られるような眠り方ができていないとすれば、

よく知られているように疲労が回復しないとか、肌が荒れるなどに加えて、認知症のリスクが高まったり、新たな知識や想像力が得られにくくなったり、メンタル面での問題が生じやすくなったりと、脳や心身に様々なデメリットを被ることになります。

また、この本の中には大谷翔平選手が長時間眠ることのメリットなども書かれていますが、「最新の睡眠研究で睡眠が記憶を定着させ、運動神経を発達させることが確かめられています。」(出典:同上)とのことであり、スポーツ選手が優れたパフォーマンスを発揮するためにも睡眠が非常に重要なようです。

眠れない=眠いという直接的なデメリットだけではない

いずれにせよ、私たち睡眠時無呼吸症候群の患者にとっては、眠れない=眠いと言った直接的なデメリットだけではないことも知り、「眠りの効果」を得られるように、適切な治療や対策を行っていくことが重要なのだと考えさせられます。

 

 

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