仕事中にどうしても寝てしまう場合の対処法 | 睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群の患者は
自覚症状がなく「きちんと眠れている」「呼吸は止まっていない」と考えている人が多くいます。
ですので仕事中に居眠りをしてしまうが、その原因にあまり心当たりがない場合には、まず専門医の診断を受けてみることをお勧めします。(日本トラック協会のアンケートでは、要精密検査と診断された方の「自分が対象者になると思ってもみなかった」が60.1%)
そして医師の診断結果を職場に示して、「居眠りは自分の落ち度ではなく病気によるもの」と証明することが、職場での信頼維持、回復のために必要なことです。
患者の経験からの眠気対策
すでにご存知のことも多いかとは思いますが、どうしても眠くなってしまった時の当社団の会員の皆様から伺った経験談なども含めて、眠気対策を改めてご紹介させて頂きます。
飲み物、食べ物による眠気対策
手軽な対策として、コーヒー、お茶などのカフェインを含んだ飲み物をとることがまず考えられます。ただしそれらで効果がないという方は、カフェインの含有量が多いエナジードリンクを試してみても良いかもしれません。
食べ物では、チョコレートにはカフェインのほか、糖質も含まれているので疲労回復も兼ねています。またガムを噛める環境であれば、噛むことで脳への刺激になるので効果が期待できます。
体を動かす
同じ姿勢で仕事を続けている場合は、適度に体を動かす。会議中などでも椅子に座ったまま、ストレッチなどをしてみても良いかもしれません。
会議中は離席しにくいかもしれませんが、どうしても眠い時にはトイレに行くなどで体を動かして。
休憩時間にはその場に留まらずに、外の空気を吸いに行くことも効果的です。
車内や部屋の換気もとても重要
今は空調を多用するので、車の中や会議室などで換気をせずに締め切っていることが多いと思います。その場合、二酸化炭素濃度が高くなり酸素不足となり、眠気を引き起こす可能性があります。
できれば1時間に1回程度の換気を行うことも重要です。
眠れるのなら眠ってしまう
仮眠をとることができる状況であれば、10~15分程度の短い仮眠をとることも非常に効果的です。運転中も眠くなる前に予防的、計画的に寝ることを習慣づけたいところです。また、食事後に昼寝の習慣をつけることも良いかもしれません。
とにかく、いきなり眠くなり、気がつけば寝落ちしてしまっているという状態を防ぐには、「眠れる時に、先に寝ておく」というのは有効な対策だと思います。
以上
仕事中にどうしても寝てしまう場合の対処法についてご紹介しました。
繰り返しますが、仕事中に寝てしまい評価を落とすことは避けたいので、まずは診断書を取得し、会社に提出することを検討してみてください。
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