睡眠時無呼吸症候群に悩むアナタへ

CPAPを装着すると、なぜ苦しいのか?

CPAPで苦しいと感じるのは、装置が絶え間なく空気を気道に送り込むため「息が吐きにくい」ことが原因の方が多いようです。中には水中で溺れているような感覚に陥る人もいます。

実際に、「CPAP(シーパップ)苦しい」というキーワードでのGoogle検索回数が毎月1,000件を超えていることからも、CPAPを着けると苦しいと感じている患者さんがいかに多いかがわかります。

またCPAPに慣れるまでの期間は個人差がありますが、3~6か月ほどかかることもあります。さらには「自分には無理」「CPAPを着けると眠れない」「CPAPがあわない」などと途中でやめてしまった人も少なくありません。

私たち患者にとって、より良い解決策とは?

それは、オートシーパップを使うことです。Auto CPAP、つまり自動持続的気道内陽圧 (APAP) は、一定の圧力を継続的に供給する CPAPとは異なり、変化する吸気のニーズに対応するために高圧と低圧の範囲を設定します。

もっと分かりやすく言いますと、CPAPは一方的に一定の空気を送り続けるだけですが、APAPは、あなたの呼吸に合わせて、息を吸うときに空気を送り込み、息を吐くときには圧を弱めてくれます。だから、息が吐きにくくて苦しいと感じることを大幅に軽減できるわけです。

慣れる必要すらない

圧を適切に設定さえすれば、最初からほぼ違和感なく使うことができます。ごく自然に呼吸ができるので、実際にAPAPを試したときには「今まで苦しんでいたのはなんだったのか!」と感じられると思います。CPAPが少しでも苦しいと感じる方はCPAPではなくAPAPを使用することを強くお勧めします。

APAPはCPAPよりも2~3万円ほど高くなるようですが、患者目線で言えば、この価格差分の価値は十分にあると思います。

APAPの購入方法

医者を通じてレンタルで借りる場合は、なかなか患者には機種の選択肢がありません。もしもAPAPがあればそちらを選べば良いだけですので、まずは通院されている医師に確認してみてください。

しかしその医者にCPAPしかない場合は、自分で購入(保険適用外で自費購入)することになります。
ただ、いざ買おうとネットで色々調べてみても、CPAPはそもそも全て海外で製造されているものばかりで、色々な機種が出ており、何を選んだら良いのか、どこで買うのかなど、なかなか判断が難しいと思います。

参考までに、こちらのサイトには、当社団でも効果を実感したAPAPを含め、患者目線で”本当によい!”と感じる機種が複数まとまって掲載されております。APAP選びに迷っている方は、ぜひご覧ください。

購入の前にAPAPを試してみたい方へ

APAPは決して安くはない買い物です。自分にとって使いやすいのかどうか、できれば実際に試してから購入したいという方もいらっしゃると思います。

ただ、私もずいぶん探したのですが、複数のAPAPを実際に試してみて、自分に最も合う機種を選ぶことができる場は、全くと言っていいほど存在していませんでした。そのような場は、患者にとって必要不可欠であるにも関わらず、です。

そこで当社団では、APAPの総輸入元や販売代理店にご協力いただき、いわば「APAPのお試しスポット」とでもいう場を作りました。

「お試しスポット」には複数のAPAPのデモ機を置き、患者の方が複数のAPAPを実際に試してみて、自分に最も合う機種を選び、その場で購入することができるようにしております。
ぜひご活用ください。