睡眠時無呼吸症候群(SAS)は肥満の人や男性だけの病気ではない

女性と男性のSASの有病率の比率は1:2~1:3

厚生労働省のNDB(レセプト情報・特定健診等情報データベース)によると、日本ではCPAP治療を受けている患者は60万人を超え、CPAP治療を受けている女性は9.1万人。

しかし、女性と男性の有病率の比率は1:2~1:3ともいわれており、女性で診断を受けていない、自覚がないと言った潜在的な患者が多いと考えられいます。

やはり、睡眠時無呼吸症候群は、私たち患者でも一般的に肥満の人がなるものというイメージを強く持ってしまっているので、

更年期以降に女性の発症率が増加

逆に言えば、更年期前の女性の発症率はさほど高くないようですが、女性の症状は男性とは異なり、倦怠感や不眠、動悸、悪夢、朝の頭痛など必ずしも、睡眠時無呼吸症候群の症状っぽくないことがあるようなので、なおさら女性は気付きにくいかもしれません。

また妊娠時は体重増加やホルモンの変化などの影響により、関係睡眠時無呼吸の重症度が悪化する可能性もあるようです。

いずれにせよ、女性でも睡眠時無呼吸症候群になる可能性はありますので、日頃の体調不良の原因に思い当たることがないようであれば、睡眠時無呼吸症候群である可能性を疑ってみる必要もあるかもしれません。

 

参考資料:厚生労働省. 第6回NDBオープンデータ

 

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