夫がいびきをかきます。病気なのでしょうか?

患者の会にお寄せ頂いた質問や、やり取りの中から、共有しておいた方が良いと思われるものを順次記事化しています。皆様の参考になることがあれば幸いです。


いびきは「よくあること」ではなく、体からのサインです

いびきをかく人は珍しくありませんが、慢性的ないびきは“気道が狭くなっている”ことを示す医学的サインです。特に男性は、解剖学的にも肥満分布の影響からもいびきをかきやすく、年齢が上がるほど気道が狭くなりやすい傾向があります。

一時的ないびき(疲労・風邪・飲酒の影響など)であれば大きな問題はありませんが、
毎晩のように強いいびきをかく場合は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。

いびき=気道が狭くなっている状態

いびきは、空気が通る道(上気道)が狭くなり、鼻、のど(軟口蓋・舌根)、咽頭周囲の組織が振動することで発生します。

特に

・ 口を開けて寝ている
・ 大きな呼吸音を伴う
・ 呼吸が途中で止まっているように聞こえる

場合は、上気道が大きく狭まっている可能性が高い状態です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)のとても分かりやすい兆候

ご主人のいびきが次のような特徴を持つなら、SASの可能性が高くなります。

・ いびきが突然止まる → 数秒後に「ガッ」と息を吸う
・ いびきの音量が非常に大きい
・ 寝返りごとにいびきが変化する
・ 無呼吸の後に体がビクッと動く

SASは、眠っている間に10秒以上呼吸が止まる病気で、放置すると 高血圧・心疾患・脳血管障害・糖尿病悪化・日中の強い眠気 などにつながります。

「疲れているだけ」と思いがちですが…

男性は特に、忙しさ、ストレス、生活習慣(飲酒・夜更かし)、加齢を理由にして、いびきの異常に気づかない・気にしない傾向があります。しかし、慢性的ないびきは「生活の質の低下」だけでなく、命に関わる疾患の前兆であることがあります。

まずは、次のことを確認してください

1. 呼吸が止まっている時間があるか?

10秒以上呼吸が止まる場合は要注意です。

2. 朝の夫にこんな症状はありませんか?

・ 頭痛
・ だるさ
・ 眠気
・ イライラ
・ 熟睡感がない
・ のどの乾燥

これらは無呼吸の典型的な症状です。

3. 日中の眠気が強いか?

居眠り運転は重大事故につながります。

病気かどうかは“検査すればわかる”時代です

睡眠時無呼吸症候群は、自宅で簡易検査を受ければ

・ 無呼吸の回数
・ 酸素の低下
・ 重症度

が明確にわかります。

呼吸器内科・耳鼻咽喉科でも相談でき、診断がつけば治療を行うことで生活も健康も大きく改善します。まずは、簡単な問診票が公開されていますので、こちらを使って診察を受けるかどうかを検討して頂ければと思います。

ご主人のいびきは「病気のサイン」である可能性があります

・ いびきは気道が狭い証拠
・ 毎晩のいびきは睡眠時無呼吸症候群の可能性あり
・ 放置すると生活習慣病や心血管疾患のリスクが上昇
・ まずは検査を受けることが安心への近道

いびきの原因を調べることは、夫の健康を守ることにつながります。

患者の会からのメッセージ

私たち「睡眠時無呼吸症候群に打ち克つための患者の会」では、同じ悩みを抱える方々が安心して相談できる場所を提供しています。

最新のCPAPも無料体験可能ですので、気になる方は是非ご相談ください。

詳しくは以下をご覧ください。

無呼吸&いびき相談室

無料でSASの相談や、CPAPの体験ができます


本記事は、医学的アドバイスや診断を目的とするものではなく、内容の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。記事内容に基づく判断や行動について、当会では一切の責任を負いかねます。健康に関わる重要な判断は、必ず医療機関にご相談ください。

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