SASを疑う“いびき”で悩む人たちのリアルな体験談

— 老若男女、さまざまな背景に潜む「眠れない理由」 —

睡眠時無呼吸症候群(SAS)につながるいびきは、年齢や体型、生活習慣に関係なくどんな人にも起こり得ます。

ここでは、実際にいびきと睡眠の悩みを抱えていた人たちの“リアルな声”を紹介します。(個人情報に配慮し、適宜内容を編集しています)

また、私たち「睡眠時無呼吸症候群に打ち克つための患者の会」では、同じ悩みを抱える方々が安心して相談できる場所を提供しています。

最新のCPAPも無料体験可能ですので、気になる方は是非ご相談ください。

無呼吸&いびき相談室

無料でSASの相談や、CPAPの体験ができます


42歳・男性(会社員)

■ 「妻に“息が止まっている”と言われて怖くなった」

仕事のストレスや飲酒のせいだと思っていました。
ある夜、妻が「あなた、寝ている時に息が止まっているよ」と言ってきました。

最初は冗談だと思いましたが、スマホで録音してもらったら、大きないびきの後に数秒、完全に呼吸音がなくなる瞬間が何度もありました。

朝起きても疲れが取れず、会議中に居眠りしてしまうことも…。
「自分は大丈夫」と思っていたのに、怖くなりました。


35歳・女性(共働きワーママ)

■ 「自分がいびきをかくなんて思っていなかった」

夫に「最近いびきがひどいよ?」と言われ、ショックでした。
女性でもいびきをかくなんて…と思いましたが、朝起きてもずっと頭痛が残るのが気になっていました。

昼間は眠くて子どもの相手がきつい…。
ネットで調べるうちに、女性にもSASがあると知って不安になりました。


17歳・男子高校生

■ 「部活の疲れだと思ってた。授業中にどうしても眠くなる」

運動部で毎日クタクタ。でも、普通ならぐっすり眠れて回復するはずなのに、朝がつらくて、授業中は意識が飛ぶほど眠くなることがありました。

母が寝ているところを見たら、「いびきが変で、息を吸う時に苦しそう」と言われました。

若い自分が無呼吸なんてありえないと思っていたけれど、調べたら、顎が小さい人や鼻炎がある人でも起こると知って驚きました。


 74歳・女性(高血圧持ち)

■ 「いびきが苦しい。朝起きると喉がカラカラ」

高齢になってから、“自分のいびきで目が覚める”ようになりました。

ガーッと喉が鳴ったあと、息が詰まる感じがして飛び起きることもあります。

高血圧で通院していて、医師から「無呼吸は血圧にも影響する」と言われ、初めて怖さを感じました。


 58歳・男性(自営業・独身)

■ 「誰も指摘してくれる人がいない。朝がだるいのは年齢のせいじゃない?」

独り暮らしなので、誰かにいびきを指摘されることはありません。
でも、起きた瞬間から体が重く、夕方には頭がぼーっとする。

ある日、出張先で同室になった後輩から「いびきがいつも止まってますよ…」と言われ、初めて自覚しました。

家族がいないと、無呼吸があっても気づけない恐怖を感じました。


27歳・女性(デスクワーク・痩せ型)

■ 「痩せているのに、いびきをかく理由がわからない」

いびきは太っている人がかくものだと思っていました。
私はむしろ痩せ体型ですし、生活習慣も悪くありません。

でも、朝の喉の痛みと頭痛が続くので録音してみたら、予想外に“ズーッ”といういびきをかいていました。

顎が小さい人、女性、痩せている人でもSASになると知って驚きました。


 39歳・男性(育児中)

■ 「子どもと寝落ちすると、いつの間にか苦しくなって目が覚めている」

子どもを寝かしつけているうちに、自分も寝てしまうことがあります。
その時に、自分のいびきで“ハッ”と息が詰まるような感覚で目が覚めます。

日中の眠気もひどく、運転が怖くなることもありました。

子どもがまだ小さいので、「もし事故を起こしたら…」と考えるとゾッとします。


 22歳・男性(大学生)

■ 「口呼吸が癖で、いびきしやすいと言われた」

鼻炎持ちで口呼吸が癖です。
そのせいか、友だちと旅行に行くと毎回「いびきうるさい」と言われます。

朝起きると口の中が乾いているし、集中力が続かないのも気になります。
鼻づまりや口呼吸もSASにつながると聞いて、他人事じゃないと思ってます。


68歳・男性(睡眠薬使用中)

■ 「寝つきはいいのに、眠れていない気がする」

医師から睡眠薬を処方されて眠ることはできていますが、“熟睡感”がまったくありません。

妻からは「寝息が止まっている」と何度も言われました。
いびきもひどいらしく、別々に寝るようになってしまいました。

自分のいびきがこんなに生活に影響するとは思いませんでした。


33歳・女性(看護師)

■ 「専門職なのに、自分のことを後回しにしていた」

医療職なのでSASのリスクは知っていました。
しかし、自分のことになると「忙しい」を理由に放置していました。

同僚から「あなた、当直の時いびきすごいよ?」と言われて録音してもらったら、明らかに呼吸の間が途切れている瞬間がありました。

仕事中の眠気やだるさは、年齢でも疲れでもなく、SASが原因だったかもしれないと感じています。


いびきに悩む人に共通していること

患者の声をまとめると、次の傾向があります:


 1. 「自分は大丈夫」と思い込みがち

指摘されるまで自覚しないケースが非常に多い。


 2. 家族がいないと気づけない場合も多い

独居、単身赴任、学生などは気づきにくい。


3. 年齢・性別・体型に関係なく起こる

「太っている人だけの病気」ではない。


4. 朝の頭痛・日中の眠気がサインになっている

いびき以外の症状から気づくことも多い。


5. 息が止まる瞬間に“恐怖”を感じる人も

自分の呼吸が乱れることに驚く人は少なくない。


 6. 生活や仕事への影響が大きい

集中力の低下、事故リスク、家庭関係への影響も。


いびきは「生活音」ではなく“身体からの警告”

どの患者さんの声にも共通するのは、「もっと早く調べておけばよかった」という後悔です。

いびきは、

  • 年齢

  • 性別

  • 体型

  • 生活習慣
    に関係なく、誰にでも起こるSASのサインです。

もしあなたやご家族がいびきで悩んでいるなら、それは身体からの重要なメッセージです。

放置しないことで、未来の健康を大きく守ることができます。


患者の会からのメッセージ

私たち「睡眠時無呼吸症候群に打ち克つための患者の会」では、同じ悩みを抱える方々が安心して相談できる場所を提供しています。

最新のCPAPも無料体験可能ですので、気になる方は是非ご相談ください。

詳しくは以下をご覧ください。

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無料でSASの相談や、CPAPの体験ができます


本記事は、学術論文や公開情報を元に、患者さんが理解しやすい形でまとめた一般的な情報提供です。医学的アドバイスや診断を目的とするものではなく、内容の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。記事内容に基づく判断や行動について、当会では一切の責任を負いかねます。健康に関わる重要な判断は、必ず医療機関にご相談ください。